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がどんな属性かは知らねぇが…そうだな、敢えて言うなら…ツンデレってやつだろ、て ……なんだよキラー…なんで黙ったまま俺の方を見てんだ、 「突っ込む事すらままならない………」 * 俺はそんな船員のささやかな質問に答えていたら、ふいに鼻に肉の焼く匂いがして、今しがた暇を持て余していた船員達との会話を置いて、誘われるままにキッチンの方へ足を向けた。 そして扉を開けたら案の定、この船の唯一の女、の後ろ姿が見えた。 明けたのに見向きもしねえのが集中力があるのか、それても無視されてるのか…、 「おい、お前何作ってんだ」 「えっ、これは……見てわかるでしょ」 「…じゃあ質問を返させてもらうが、何で態々弁当箱に飯をつめてんだよ」 「別にいいじゃない」 いっーっと歯を見せたら、がまたまな板の上で包丁の方に気を向けた。 ―――俺船長じゃねえかよ… 覗くように机を見れば、切られていく野菜やフルーツ、…綺麗に焼かれたベーグルにハムまでも、随分と気合を入れて作り込んでいるようだった。 そっと手を伸ばして、完成されたものをつまもうとしたら…案の定包丁の切っ先が、俺の方にがちりと向いた。流石に本当に切ったりはしないだろうが…向けるだけで危ないと思うのだが。 「つまみ食いなんてしないでよ」 「じゃあいつ食うんだ、もう次の島に着くんだぜ」 「だから、……その……」 「あっち行けばもっと美味えモン食えんじゃねえかよ」 「――しね!!」 ―――おいおい…、 こいつ、俺の事なんだと思ってやがる… そう、溜息をついて見ていれば、その弁当は段々と完成に近づいていった、よくよく見れば、ひとつひとつ大分拘っているようだ、包丁なんて持つ事は無い自分だが、それが料理されてないかぐらいはわかるので、思わずの方をちらりと見た。 「…お前いつから作ってたんだよ」 「……あんたがお酒に溺れてるあいだもずっとよ」 「……この辺は船がこねえからいいじゃねえか」 「じゃああたしも好きな事やらせなさいよ」 そういった後に、弁当箱は蓋を閉められてしまった、まだ見てなかったおかずもあったのだが、とか思っていれば、だんだんと――食欲がわいてきた、こいつがもうすぐ飯屋にでも入れるというのに、弁当なんて作ってるからだろうと、皮肉にもそんな事を俺は考えた。 ―――…腹減ってきた… 「なあ、。それもう食わねえ?」 「はっ?なんでよ」 「腹減ってんだ…いいじゃねえかよ、甲板でも持ってきゃあ十分だろ」 「……レストランのがおいしいんじゃないの?それまで我慢でもしたら」 「いいんだよ、お前の弁当のが」 そういって扉の方まで行き、食うぞと言ったら、がぶつくさと小さな声で何かを呟きながら、弁当を二つ掴み上げ、おずおずと近づいてきた。 さっき焼いてた肉はどんな味なんだろなーとか考えながら、そういえば酒がねえと飯になんねえじゃねえかと思い。キッチンの棚から瓶を二本ほど取り出した。そしての後ろから出て、甲板まで向かうのかと思いきや、は突然振り向いて、頬を染めながらに言葉を吐いた。 「しょうがないからあげるんだからね、本当はキラーにでも食べてもらおうと思っただけなんだから…」 「じゃあキラーでも呼べばいいじゃねえかよ」 「……二個しかないもの、船長のために仕方なくあげるの!」 「あーはいはい、わかったから行くぞ、」 の隣を通り過ぎて、甲板へと上がる時に、はまだ何か呟いていた。 元々俺の事を船長として何て敬ってねえくせに、何を言ってんだかよ。 そして甲板について、海の見える綺麗な位置に座り込めば、も自分の向かいに正座して、ひとつの弁当箱を差し向けてきた。 食べて?よりも欲しいんでしょ?ってところが、お前らしい。 ―――まあ、今は腹が減っている訳で、そんな事はどうでもいいのだが。
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